【急増中】くるみアレルギー

急増する「くるみアレルギー」

最近、「くるみアレルギー」を起こす人が増えているのはご存知でしょうか?

私自身はそうではないのですが、実は子供が「くるみアレルギー」と診断されてしまい、その時に調べたことを、このブログの記事にまとめてみました。

こどもに多いアレルギーのようですが、大人でも増えてきているみたいなので、もし自分自身や身近な方に、疑わしい症状のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてください。

消費者庁の調査結果

その増え方は凄まじく、消費者庁が2021年度に発表した「即時型食物アレルギーによる健康被害に関する全国実態調査」では、木の実類(ナッツ類)の症例が819例で、なんと小麦、落花生を抑えて第3位にランクインするほどです。

木の実類(ナッツ類)の中でも、特に「くるみ」による症例がダントツで多く、木の実類(ナッツ類)全体の半分以上を占める、463例(56.5%)となっています。
ちなみに2位はカシューナッツで、174例(21.2%)ですから、いかに「くるみ」の症例が多いのかが分かると思います。

(出典)令和3年度食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業 報告書

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_220601_01.pdf

「くるみアレルギー」の症状

では、「くるみアレルギー」を発症すると、どのような症状が出るのでしょうか。

代表的なものとして、以下のような症状があるようです。

  1. じんましん、かゆみ、腫れ
  2. 腹痛、下痢
  3. 呼吸困難
  4. 血圧低下

症状が出てしまったら

もしも、2~4のような症状が出た場合には、すぐに医療機関で受診しましょう

「じんましん、かゆみ、腫れ」についても、症状が軽ければ様子見で問題ないでしょうが、全身に広がって止まらない場合は、早急な治療を必要とする場合があるので、直ちに医療機関で受診してください。

症状を出さないために

まずはアレルギー検査を受けて、自分がどんなアレルギーを持っているのかを確認しましょう。少量の血でかなりの数の検査をしてくれます。

もしも、「くるみアレルギー」と診断された場合は、つらいですが、食べる物に気をつけなければなりません。

食品表示に気をつけてください」と言いたいところなのですが、2023年現在、「くるみ」の食品表示は義務化されていません。

実は、食品表示が義務付けられているのは「えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生」の7品目しかないのです。

その他に、表示が推奨されている21品目というものがあって、そこに「くるみ」は含まれています。

表示が推奨されている21品目

「アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツキウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン」

ただし、近年の「くるみアレルギー」患者の急増を受けて、2025年4月から「くるみ」の食品表示を義務化することが決定されました。

これで、食品表示に記載されていなかったのに、実は「くるみ」が含まれていて、発症してしまう、といったアクシデントを防ぐことができるようになりますね!

まとめ

簡単ではありますが、私なりに調査した結果をまとめてみました。

最近では、筋トレやダイエットの一環として、ナッツ類を摂取する人が増えたことが、「くるみアレルギー」の増加の原因と考えられているようですね。

ナッツに限らず、大昔の人にはアレルギーというものは、ほとんどなかったようです。

現代では昔と比べて食生活が大きく変わっていますから、そのことが原因で、様々なアレルギーを反応を引き起こしていると言われています。まさに現代病ですね。

子供に症状が出てしまった時の体験談は、また別の記事で書いていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。